呼吸器系をお掃除する鼻うがい

2022/02/01



鼻うがい

正しく恐るのではなく、正しく安心するのである

2022/01/17

オミクロン株という名のウイルスが急拡大しておりますが、そのことで何を恐れているのですか。



感染したら、感染されたら、死んだらどうしよう、と恐れていませんか。答えは、自分も感染します、相手に感染もさせます、死にもする可能性が???あります。ウイルスから逃れることはできません。ウイルスは現に存在しております。、この存在しているものと共生していくしかないのであります。

ノーリスクはありえません、リスクの中で現に生きている仕事しているではありませんか。そのリスクの現実の中でどのように楽しく明るく共生対策していくかです。

それは他者軸に重きを置くのではなく自己軸に重きを置く実践あるのみです。他車軸とは自分の外から来る敵であるウイルスを防ごうという対策です。手洗い、マスク、ソーシヤルディスタンス、ロックダウンなど。自己軸は、自分の免疫力、抵抗力、解毒・排出力を上げることで、ウイルスに対抗する力を高めようという対策です。政府は、いや野党も他者軸ばかりの対策です。これでは、やればやるほど人々が疲弊していきます。現にストレスが溜まりすぎてイライラする人、自殺する人、凶悪犯罪などの社会不安が増加しております。

つまり自分の内側を整えるのです。日常生活の中で健康状態を作っていく。その土台は腸内細菌を元気にする生活です。そうすると免疫力、抵抗力、解毒、排出力上がります。和食をベースに発酵食品や食物繊維を摂って、よく噛むことです。(つづく)

参考文献 「感染を恐れない暮らし方」本間真二郎 医師



テーマ(お知らせ)

2021年1月12日「鍼灸・呼吸のチカラ~自分でできる健康ケアー」高崎市総合福祉センター

2022/01/17



鍼灸とはどのようなものなのか、どのような治療を施術を行うのか、自分でできるツボ押し、お灸の仕方を高崎市民に指導させていただきました。

定員が25名のところ68名の応募がありました。



テーマ(お知らせ)

鍼灸・呼吸のチカラ~自分でできる健康法~

2021/12/12



鍼は痛いのでは、お灸は熱すぎて野蛮な感じがするのでは?。痛くしたり熱くしたりして色々な症状が

なぜ改善していくのか不思議でなりません。そこのところ疑問を解いていきます。

盛んに今耳にする「免疫力を高める」ことが病気予防に健康維持に効果があるのではと言われております。その免疫力を高めるツボはあるのか、あるとすればどのツボかを実技を交えて指導いたします。

 

テーマ 鍼灸・呼吸のチカラ~自分でできる健康法~



日時  12月12日(日)午前10時~11時20分

場所  高崎市総合福祉センター 3階の会議室4

講師  高崎市鍼灸師会  菅野 正

参加費 無料・高崎市に在住する方。

申込  11月25日より



申込み先 高崎市鍼灸師会事務所 菅野針灸院の菅野(かんの)まで

     電話 027ー324-0438



主催  高崎市鍼灸師会



※ 映像の2枚は免疫力を高める手の合谷と足の三里です。3枚目の映像は嘘のように腕が上がった。

テーマ(お知らせ)

高崎市広報に菅野針灸院が掲載されました

2021/12/11





詳しくはこちら

広報高崎の記事はこちらです。

鍼灸とは

2021/11/16

空っ風トークです。

海外での鍼灸治療活動・ヨーガ

2021/11/13



ドイツでの小児鍼セミナー。ベトナムでの針灸支援活動。ヨガ教室での鍼治療風景。

ドイツでは約50名の医師が学びました。

テーマ(お知らせ)

免疫力強化のツボ・お灸教室

2020/09/02

開催日時 9/27 14時~15時



参加費 1000円 お灸プレゼント



定員4名



持参するもの 等身大のバスタオル



コロナ対策に免疫力が上がる、自分でできるお灸教室を開催いたします。

ストレスに対する鍼灸治療

2020/09/02

ストレスの軽減には鍼灸(ツボ)の刺激が効果的です。



心のストレス

あらゆる病気のうちの80%近くはストレスが原因と言われています。

私たちは日常生活でストレスを経験すると、そのストレスを解決したり、ストレスによる悪影響(ストレス反応)を緩和するために、さまざまな工夫をします。

これをストレス対処(コーピング)といいます。

ストレス対処が適切になされている場合は、心理面、身体面、行動面のストレス反応は次第に低下していきます。

しかし、対処能力を上回るほどのストレスを経験したり、ストレスが長期間続いたりするとストレス反応も慢性化していきます。

ストレス反応が慢性化すると、まず活気が低下して、元気がなくなってきます。

この状態が解消されずに慢性化すると、イライラや不安感を覚えるようになります。

このような症状を、西洋医学ではただ単に抑える治療をしますが、東洋医学では症状が出ないからだ作りを目指します。



ストレスの軽減に効果的な鍼灸(ツボ)

鍼灸の主な効果

ストレスをためすぎると、自律神経の働きが乱れ、あらゆる不調の原因になったり、体の防衛反応によって太りやすくなったりします。

また、ストレスからうつや神経症などの心の病気になるケースもあります。

こまめに緊張を解き、リラックスする時間を持つことも大切です。

東洋医学では、ストレスにより乱れた自律神経(交感神経と副交感神経)のバランス整えることで、活動と休息のバランスを取り、心と体の働きを安定させることが出来きます。



ストレス軽減に効果的なツボ

ストレスにより乱れた自律神経を整える家庭で手軽にできるツボをご紹介します。

イライラするときは頭のツボ「百会(ひゃくえ)」



百会ツボ

場所

頭のてっぺん、左右の耳の先端を結んだ線と眉間を後ろに下がった線が交差するところにあります。

押し方

両手の人差し指で頭の中心に向け押します。

15回ぐらいじっくりと押して離します。



イライラするときは足のツボ「太衝(たいしょう)」

太衝(たいしょう)

場所

足の親指と人差し指の間に指を引っかけて、足の甲の方に上がっていくと、骨と骨が交差するところで止まります。 そのちょうど指先辺りあります。

押し方

ペンや指で押します。

片足3秒を10回くらい押してみてください。

気持ちがイライラするような場合はやや強めの刺激が効果的です。

押して痛みがある場合は、ストレスが溜まっています。



胃腸が痛いときは「期門(きもん)」

期門(きもん)

期門の場所

両乳首の真下へ下がった線と肋骨の下(第九肋骨)が 交わるところにあります。

押し方

少し前かがみになり、2~3秒かけてゆっくり指先で強すぎない程度の強さで押し込みます。



ストレス軽減に効果的な耳ツボマッサージ

耳をマッサージすると、耳のまわりはもちろん、全身の血行を良くする効果が望めます。

この血行の改善により、自律神経のうち、体をリラックスさせる役割を担う「副交感神経」の働きが高まります。



血行を良くして自律神経の乱れを改善するマッサージ

マッサージ方法

親指と人差し指で耳の上部をつまみ、ななめ上に3秒ほど引っ張ります。これを3回繰り返します。

同じように耳の中央をつまみ、横に3秒ほど引っ張ります。

これを3回繰り返します。

耳たぶをつまみ、下に3秒ほど引っ張ります。

これを3回繰り返します。

最後に、耳全体をやさしくもみほぐします。



自律神経の乱れを整えるツボ「神門」

耳ツボ神門

マッサージ方法

耳の裏側に親指を置き、人差し指でつぼを揉み、押します。

つぼとその周辺を中指と人差し指でていねいにこするようにします。

耳の上部、中央、耳たぶを順に引っ張ります。

これを3回繰り返します。



耳マッサージをするとき注意点

耳マッサージをする際は、次のことに注意してください。

・力を入れすぎない

耳を傷つけないため、気持ちよいと感じる程度の力加減でおこないましょう。

・強い痛みを感じたら中止する

強い痛みを感じる場合、耳に異常がある可能性があります。痛みが引かないときは医療機関に相談を。

・耳と手、どちらもなるべく清潔な状態で

耳や手が不潔だと、耳の中に細菌が入って感染症を引き起こす可能性があります。



東洋医学では「耳が硬いときは身体が弱っている」と言われます。

毎日の健康状態チェックにもなるので、1日に1度の耳マッサージを習慣にするとよいかもしれません。



まとめ

ストレスすべて「悪いストレス」とは限りません。

「ストレスは人生のスパイスである」とも言われています。

人生には、適度なストレスは必要です。

同じストレスでも、受け止める人によって「よいストレス」になるか「悪いストレス」になるかが大きく異なってきます。

不快ストレスになっていると気づいたら、積極的な休養をとってリフレッシュすることや

心を健康を保つためには早めの対処が大切です。

鍼灸治療は、ストレスによる諸症状を改善するだけでなく、ストレスにより乱れた心と身体のバランスを整え、ストレスにより体調が崩れる前に治療し予防します。



鍼灸治療は、ストレスの緩和に最も適した治療法の一つといえます

テーマ(豆知識)

東洋医学と西洋医学の違い

2020/06/10

東洋医学について 自然治癒力を高める東洋医学と西洋医学との違いを紹介



医学と聞くと、どんなイメージがあるでしょうか。

おそらく、病院や手術、薬などをイメージする人が多いと思います。

このような医学は西洋医学と呼ばれ、現代の医学の中心となっていますが、古くから私たちの生活は、東洋医学と深い関わりがありました。



東洋医学に基づいた治療は、現在も私たちの生活の中に多数存在しています。

東洋医学と西洋医学は、それぞれ特徴や、治療方法が大きく異なります。



今回は、古くから日本で馴染みが深い東洋医学について、ご紹介します。 



東洋医学とは?



東洋医学とは、中医学(中国)、漢方医学(日本)、韓医学(朝鮮半島)、アーユルヴェーダ(インド)、ユナニ医学(西アジア)などの、東洋を起源とした伝統医学をさします。



東洋医学と西洋医学の違い



東洋医学と西洋医学は、視点や、病気に対するアプローチ方法が異なります。

西洋医学は、実証的かつ科学的な医学です。薬や手術などで、体の悪い部分に直接アプローチして治療します。

すでに起きている症状や病気に対し、素早く治そうとするのが特徴です。



一方、東洋医学は、症状のある部分だけでなく、体全体のバランスを整えることで不調を治そうとします。

今出ている症状を一時的に治すのではなく、原因を根本的に治していく治療法で、予防医学の側面もあります。

最近では、世界保健機構(WHO)が有効性を認めたことで世界の注目が集まっています。

具体的な治療法は、漢方薬や鍼灸やあん摩などを用います。



東洋医学の考え方「気・血・水」



東洋医学では、「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があります。

体は「気・血・水」の3つの要素で成り立っていて、不調が起きるのは、このバランスの崩れが原因と考えられています。

「気」は身体や心のエネルギーであり、生命活動の源です。「血」は身体中を巡る血液のことで、「水」は体液やリンパ液などの、血液以外の水分をさします。

東洋医学では「気・血・水」の3つのバランスを整えることが、健康な状態を保つことに繋がると考えられています。



生活の中の東洋医学



現在の私たちの生活の身近なところにも、東洋医学に基づく治療がたくさん存在しています。

具体的には、鍼、お灸、漢方薬、薬膳を総称した「漢方」やインドの「アーユルヴェーダ」や「ヨガ」も東洋医学に含まれます。



日本での東洋医学



日本で発展した東洋医学は、中医学の伝来後に、独自に発達しました。



中医学とは 



中医学は4000年以上前の中国が発祥です。

中医学は、中国伝統医学の略で、中国漢方をさすこともあります。

陰陽五行説など、自然哲学に基づいた中国の伝統医学です。



東洋医学の日本での歴史



日本での歴史は、7世紀頃に中医学が伝来し、当初は医学や医術、生薬など、中医学に基づく医療が行われていました。

しかし、だんだんと日本の風土や、日本人の体質や生活習慣に沿って、日本独自の考え方が確立されていきました。

漢方薬や鍼灸、あん摩マッサージ指圧等の漢方は、日本で独自に発展した伝統医学です。



漢方とは



日本独自に発展した伝統医療である漢方は、漢方薬をさすこともありますが、本来は鍼、灸、あん摩マッサージ指圧なども含んだ「漢方医学」をさします。

「漢方薬」は、漢方の理論に基いて、生薬を組み合わせて処方する医薬品です。

風邪をひいたときに、葛根湯を飲んだことがある人も多いと思いますが、葛根湯も様々な生薬を組み合わせています。



漢方の考え方「五行」



漢方は、「気・血・水」の考え方と同様に、「五行」も重視しています。

五行とは、もともと自然界に存在する「木・火・土・金・水」の5つの物質のことで、五行の性質を、人の体に応用し「五臓」として表しています。

「五臓」は「肝(かん)」「心(しん)」「脾(ひ)」「肺(はい)」「腎(ずい)」の5つに分けられます。

漢方は「気・血・水」のバランスと同様に、五行を元にした「五臓」の働きを穏やかに整えることで、健康な状態を保つと考えています。



五臓「肝・心・脾・肺・腎」



漢方の五臓は、西洋医学で使われる内臓とは考え方が異なり、部位でなく機能や役割で分けています。五臓はエネルギーの源で、身体を支える柱と考えています。

それぞれ、たくさんの役割を担っているので、簡単に紹介します。

「肝」は血液を貯蔵する役割を持ち、循環や代謝、排泄や感情もコントロールします。

「心」は血液の循環や拍動、脳や精神をコントロールする役割です。

「脾」は血液が漏れ出ないよう統血したり、消化吸収をコントロールする役割です。

「肺」は呼吸、水分の循環、防衛機能をコントロールする役割です。

「腎」は生命力を貯蔵したり、水分代謝を調節する役割を持ち。生殖や老化をコントロールします。



漢方の歴史



漢方は日本独自の医学として発展してきましたが、明治時代にドイツやイギリスから西洋医学が伝わり、西洋医学中心の医制改革が起こりました。

しかし、その後も漢方が改めて見直されるようになり、発展し続けました。

1976年には健康保険適用の対象になり、医療用としても広く使用されるようになりました。現在では、治療に漢方薬を処方する病院も増えています。



鍼灸(しんきゅう)



鍼灸とは患部やツボに、鍼や灸で刺激を与える治療方法です。



鍼灸の治療方法



体には2,000箇所以上のツボが存在すると言われており、ツボは専門用語で「経絡」と呼ばれます。

経絡を鍼や灸で刺激することで、痛みなどの症状を緩和したり、体の機能を高めます。



鍼(はり)を使った治療



細いステンレス製の鍼で、ツボを刺激することで、血流を促進し、自律神経を整える効果や痛みや筋肉のこりをほぐす効果があります。

鍼を刺すというと、痛みが強いイメージがありますが、かなり細い鍼を使用するので、痛みはほとんどありません。

鍼の太さは0.14mm程で、髪の毛1本の太さは平均0.08mmといわれているので、鍼1本の太さは髪の毛2本分以下です。

最近では、鍼を刺し入れない鍉鍼(ていしん)を用いて治療することもあります。



お灸(きゅう)を使った治療



お灸は、乾燥したヨモギの葉からできたモグサ(艾)を皮膚のツボに置いて燃やし、温熱刺激を与え治療します。

血管を拡張させて、血行を促進します。



お灸を直接皮膚の上に乗せて着火させる直接灸と、皮膚との間に熱の緩衝材になるものを入れる間接灸があります。

お灸というと、「熱い、火傷する」といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、じんわりと心地よい温かさです。

施術中はヨモギに含まれる香りで、心身ともにリラックスできます。

最近では、自宅でできるお灸も販売されるなど、お灸はより身近なものになっています。



関連記事

鍼灸治療の効果と役割について 自然治癒力を高める鍼灸治療の魅力



あん摩マッサージ指圧



あん摩は古代の中国で誕生し、日本に渡来しました。

漢字では「按摩」と書き、「按」はおさえること、「摩」はなでることを意味します。

多くの人はお腹が痛いときに自然に手を当てたり、背中をさすると痛みがなくなった経験があると思います。

昔から人間は経験を通して知り、生活の中で自然に行なっていました。

あん摩は、江戸時代に一般的になり、その後の発展とともに正しく体系化され、近年「あん摩マッサージ指圧」という療法が確立されました。



あん摩術



あん摩は「なでる、揉む、押す、さする」などの手法で、血行を促し「気」の流れを整えます。

衣類の上から施術し、遠心性(心臓から身体の末端へ流していく)手技です。

人間が本来持つ自然治癒力を高めることで、疾病治癒に導きます。



マッサージ術



マッサージはヨーロッパで生まれ、明治以降に日本に持ち込まれました。

マッサージもあん摩と同じように手を使って行いますが、マッサージは皮膚に直接行う、求心性(末梢から心臓に向かって行う)手技です。

血流の改善などを目的としています。



指圧



指圧は、手や指を使って、全身にあるツボを刺激する施術方法です。

指圧は、古法あん摩、導引、柔道の活法を合わせ、独特に発展したといわれています。

指圧も、あん摩と同じように、人間の体に備わっている自然治癒力を高め、不調の改善を目的とします。

施術される人の体力や体格に合わせて、圧の強さや回数などが調節できるので、多様な症状に対応できます。



マッサージチェアで、もみ返しの経験がある人も多いのではないでしょうか。

指圧は、筋肉に対して垂直に圧をかけるシンプルな方法で、基本的にもみ返しが起こりにくい治療法です。

英語名でも「SHIATSU」と訳され、世界中で普及しつつあります。



アーユルヴェーダ



アーユルヴェーダは、5000年以上前にインド・スリランカで生まれた世界最古の伝統医学です。

中医学や西洋医学も、アーユルヴェーダから発展したと言われています。

アーユルヴェーダは、先代から受け継がれた「生きる知恵」とも言われ、予防医学や長寿だけでなく、心身の調和がとれた幸せな人生を目的としています。



アーユルヴェーダの語源



アーユルヴェーダは、サンスクリット語で、生命・長寿を意味する「アーユス(Ayus)」と知恵、学問、真理を意味する「ヴェーダ(Veda)」から来ています。

自分自身が、心と身体の状態を理解し、心身の調和を大切にすることで、心身ともに健康な状態になると考えられています。

アーユルヴェーダは、食事法から、普段の生活での考え方や、哲学にまで渡ります。

アーユルヴェーダを生活の知恵として生かすことで、より生きやすく、幸せな人生を目指します。



ドーシャ



アーユルヴェーダでは、世の中にある全てのものは「空・地・水・火・風」という5つの要素から成り立っていると考えられています。

人間を含む、全てのものはこの5大要素から成り立ち、5つの要素の組み合わせからできる生命エネルギーを「ドーシャ」と呼んでいます。



3つのドーシャ(トリ・ドーシャ)



アーユルヴェーダにおいて、ドーシャは体を構成する、生まれもった体質のようなものを指します。ドーシャは「風(ヴァータ)」「火(ピッタ)」「水(カファ)」の3種類あり、3つのドーシャを合わせて「トリ・ドーシャ」と呼びます。

それぞれのドーシャによって、良いと考えられる食べ物や、生活習慣が異なります。

例えば、ある人にとっては、爽快な気分になる運動でも、別の人にとっては疲れてしまうことがあるように、人によって合う・合わないがあります。

アーユルヴェーダでは自分の体質を知り、体質にあった食事や生活習慣などを取り入れることが、自然のリズムに沿った生き方に繋がると考えられています。



ヨガ



ヨガとアーユルヴェーダは、親戚のように非常に近い関係にあります。

ヨガもアーユルヴェーダも「ウェーダ」というインドの古い文献が基になっており、どちらも心身の調和や、健康を目的としています。



アーサナ



アーサナとは、ヨガのポーズをさします。

アーユルヴェーダは、食生活や哲学などから、身体へのアプローチが強く、また医学の側面もありました。ヨガは、エクササイズや健康法というイメージがあるかもしれませんが、本来のヨガの目的は、呼吸や瞑想法を通して自分自身と向き合い、瞑想から悟りに達することでした。ヨガは、実は精神的なアプローチが強いものです。

ポーズや呼吸法を深めることで、自分の内面を見つめ、自分自身を深く理解することに繋がります。



呼吸法



ヨガの呼吸は、鼻呼吸(鼻から吸って鼻から吐く)が基本で、腹式呼吸が推奨されています。

ヨガでは、呼吸は「肉体と精神を結びつけるための手段」とも言われ、呼吸を深めることが、心身の調和にも繋がります。

深い呼吸は、自律神経と交感神経のバランスや、エネルギーの流れを整えることができます。



瞑想



アーユルヴェーダでは、ドーシャを安定させ、自分と向き合うために瞑想を行います。

本来の瞑想は、悟りを開くためのものとされてきましたが、最近では深いリラックス効果やストレスが軽減されることも注目されています。

瞑想はアメリカに渡り、マインドフルネス瞑想とも呼ばれ、集中力のアップや仕事もはかどることから、多くの人が日常的に取り組むようになりました。



まとめ



東洋医学と聞くと少しイメージが湧きにくいですが、意外にも私たちの生活の身近なところにもあります。

東洋医学の素晴らしいところは、本来人間が持っている生命力を引き出し、その人らしく生きる手助けになることです。

身体だけでなく、心も健康な状態が本当の健康だといえます。

古くから繋がれてきた東洋医学の知恵を、生活の中に取り入れて、より生きやすく心地よい人生を目指したいですね。

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